セクハラはどこから?2025年最新|具体例と判断基準を10パターン解説

セクハラはどこから? 2025年最新|具体例と判断基準を10パターン解説

セクハラって、どこからがセクハラになるの?

セクハラって、どんなことがセクハラになるんだろう?


そんな不安を抱えてこのページにたどり着いたあなたへ——。

この記事では、

  • 「セクハラの定義」
  • 「実際の事例」

を、わかりやすく解説しています。

カンタンな自己紹介

はじめまして。40代の自営業者です。


私は過去に、職場で深刻なパワハラ被害を受けた経験があります。

流れ

  • 上司からパワハラを受ける
  • 社内のコンプライアンス窓口と労基に相談
  • メモにまとめて、証拠として提出
  • 加害者は「降格」と「減給」の処分を受ける

この体験をきっかけに、ハラスメント対策や労働法について学び、現在はハラスメントに悩む方に向けて、実体験をもとにした情報を発信しています。

介護ヘルパー時代に、女性スタッフから利用者さんの裸(女性)を無理やり見せられるというセクハラ行為も経験しました。

コンテンツ

1. セクハラとは?その定義と判断基準を解説


1-1. セクハラの基本的な定義

セクハラとは「セクシャルハラスメント」の略で、性的な言動によって相手を不快にさせたり、職場や学校などの環境を悪化させる行為を指します。

たとえば、

  • 見た目に関する発言
  • 性的な冗談
  • 身体に触れる行為

などが含まれます。

重要なのは「相手がどう感じたか」という点。

たとえ本人に悪意がなくても、相手が不快に感じたなら、それはセクハラと受け取られる可能性があります。

この記事では、どこからがセクハラなのか、曖昧でわかりにくい部分を一緒に整理していきましょう

不安な気持ちを抱えながら調べている方にとって、少しでも安心につながる情報をお届けできればと思います。


1-2. 法律におけるセクハラの位置づけ

日本では、「男女雇用機会均等法」において、職場におけるセクシャルハラスメントへの対応が義務づけられています。

法律上、セクハラには大きく分けて「対価型」と「環境型」の2種類があります。

「対価型セクシュアルハラスメント」と「環境型セクシュアルハラスメント」

  • 「対価型」とは、性的な関係を強要する代わりに仕事の待遇を変えるようなもの
  • 「環境型」は性的な言動によって働きづらい雰囲気が生まれるもの

です。

企業はこうしたセクハラを防止し、起きたときには適切に対処する責任があります。

被害を受けた場合、我慢する必要はありません。

法的にも守られているということをまずは心に留めておいてくださいね。

対価型と環境型についてもっとわかりやすく解説しますね

● 対価型セクハラとは?

→「これを断ったら仕事に悪影響がある」と思わせるようなセクハラのことです。

例:

  • 上司に「付き合ってくれたら昇進させてあげる」と言われた
  • 関係を断ったら仕事を外された

つまり、“性的なことと仕事の見返り”が結びついている状態です。


● 環境型セクハラとは?

→職場の雰囲気が、性的な言動によって「働きづらい」と感じる状態のことです。

例:

  • 毎日のように下ネタを聞かされる
  • セクシーなポスターや画像が職場にある
  • 誰かの発言で周囲が笑うけど、自分は不快に感じている

つまり、特定の人に対してでなくても、「その場が嫌な空気」になってしまうことです。


簡単に言うと、

  • 対価型:イヤなら仕事に影響出すよ、という圧力
  • 環境型:周りの空気が嫌すぎて働きづらい

こんなイメージです。

不安なときは、どちらかに当てはまっていないか考えてみてくださいね。


1-3. どこからがセクハラ?判断基準とポイント

本記事のポイントです

「どこからがセクハラなのか分からない」という声は非常に多く聞かれます。

実は、

セクハラの基準は一律ではなく、相手がどう感じたかが最も重要

です。

たとえば、

  • 「可愛いね」
  • 「彼氏いるの?」

という軽い気持ちの言葉でも、職場で何度も繰り返されればセクハラと受け取られることがあります。

また、個人の価値観や文化的背景、職場の雰囲気によっても受け止め方は異なります。

判断に迷った時は

  • 「その言動が相手を不快にさせていないか」
  • 「自分が同じことを言われたらどう感じるか」

を考えてみてください。

不安なときは、誰かに相談することも大切です。

あなたの感じた「もやもや」は、きっと無視してはいけないサインです


2-1. 職場でのセクハラ発言一覧

職場では、何気ない一言がセクハラとして受け取られることがあります。

以下は実際に問題となった発言の例です。

  • 「結婚しないの?」
  • 「女なのに頑張ってるね」
  • 「服装が色っぽいね」

など、一見すると悪意がなさそうな言葉でも、相手にとっては傷ついたり不快に感じたりすることがあります。

特に「女性らしさ」や「男性らしさ」を押しつけるような発言は、ジェンダーハラスメントとしても問題視されることがあります。

大切なのは、相手の立場になって考えること。言葉は時として、見えない傷を与えてしまうものです。発言に自信が持てない時は、言わない選択をすることも優しさの一つです。

2.【実録】セクハラの事例について


2-2. 身体的接触に関するセクハラ事例

身体的な接触は、セクハラの中でも特に敏感な部分です。

例えば、

  • 肩をぽんと叩く
  • 髪に触れる
  • 距離を近づけすぎる

など、些細に見える行動でも、相手が不快に感じればセクハラとされる可能性があります。

「親しみを込めたつもり」「コミュニケーションの一環」

と思っていても、それが許されるかどうかは相手次第です。

特に上司と部下、先輩と後輩など立場に差がある関係では、相手が断りにくい状況にあることも考慮しなければなりません。

「このくらいなら大丈夫」は通用しません


2-3. 視覚的セクハラ:不適切な資料や画像の共有

  • 会議資料
  • パソコンのデスクトップ
  • 共有チャットに添付された画像

視覚的な情報もセクハラに該当することがあります。

例えば、

  • 性的な内容を含むジョーク画像
  • 過度に露出の多いタレントの写真などを共有

することは、相手を不快にさせるだけでなく、職場の雰囲気を悪化させてしまいます。

セクハラと職場環境を乱すことで、2つの罰が下される可能性があります

「冗談のつもりだった」「そんなつもりじゃなかった」という弁解があっても、受け取る側の気持ちが大切です。

特に社内のチャットツールやグループウェアは、多くの人の目に触れる場なので、慎重な配慮が求められます。

見せる前に「これは誰かを不快にさせないか?」と自問する習慣を持ちましょう。



2-4. オンライン上でのセクハラ:メールやチャットの注意点

テレワークやSNSの普及により、オンライン上でのやり取りも増えています。

その中で発生するセクハラも少なくありません。

テレワークで?

たとえば、

  • 「今度2人で飲みに行こうよ」
  • 「今日の服、色っぽいね」

など、プライベートな話題や見た目に関する発言を、業務と無関係な文脈で繰り返すと、それは立派なセクハラになります。

また、

  • 絵文字の多用
  • ハートマークの使用

も、相手によっては気持ち悪い・不快と受け取られることがあります。

絵文字もできるだけ控えたほうがよさそうですね とにかく相手によって気持ち悪くないか、自分がされたら気持ち悪くないかを基準にすることが大切ですね

画面越しで表情が見えない分、文章のトーンや言葉の選び方には細心の注意が必要です。

画面の向こうにいる相手の心を思いやることが、トラブルを未然に防ぐ第一歩です。


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