兵庫県の東条湖おもちゃ王国でカラクリ迷宮の床が抜けて人が落ちるという転落事故がありました。
今回はそのカラクリ迷宮を徹底調査してみました。
どれくらいのケガだったのか、また東条湖おもちゃ王国の事故の概要についてはこちらをどうぞ。
東条湖おもちゃ王国で転落事故
2021年10月10日に兵庫県の東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮という迷路で転落事故がありました。
6名の客がケガをしたということです。
中には重傷者も出ておりますが、命に別状はないようです。
11日に兵庫県加東市の署の調べによりますと木材の1部が腐食していたことが原因だということが明らかになりました。
腐食の原因は迷路には屋根がなく、雨水が入り込んだことでした。
東条湖おもちゃ王国で転落事故【カラクリ迷宮】を徹底調査
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮ってなに?
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮とは木造の5階建てのアトラクション迷路のことです。
中は迷路になっていて1時間程度で遊ぶことができます。
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮のコース
東条湖おもちゃ王国には赤色のコースと青色のコースがあります。
青の「冒険コース」・赤の「エンジョイコース」の2つのコースが存在し、どちらとも1時間程遊べるそうです。
中には多数の分かれ道や隠し扉があり、これまでたくさんの子供たちが楽しんだようです。
屋根がないことから雨が降っているときは雨さらしになっているので、それが原因なのではという声がありました。
実際の検証では床の1部が腐食していたということで、それが原因でした。
それでは何故、事故が起きたのか?と疑問視されています。
同園は迷路について、毎日、開園前に目視による点検のほか、ボルトの緩みがないかなどについてもチェックしていたと説明。事故直後から迷路施設の使用を中止した。
讀賣新聞オンライン
東条湖おもちゃ王国側は
・目視による点検
・ボルトの緩みがないかなどについてもチェックしていた
ということでした。
また、「警察には全面的に協力する」「負傷者にお詫びをする」と姿勢をみせています。
まだ気になることがいくつかありました。
Q なぜ屋根がない?
前述したようにこちらの迷路は、なんと屋根がないんです。
雨が降ると迷路全体や床が濡れる状態にあります。
屋根がない理由を調査してみましたが、はっきりとした理由については浮かびあがってきませんでしたが、子供に楽しんでもらうためにあえて屋根を外すことで、解放感という要素を取り入れたかったのかも知れません。
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮の業者はどこ?
東条湖おもちゃ王国の業者は「株式会社 キートス」の立体迷路の事業部です。
遊具、立体アドベンチャーなどの施工を行っています。
過去の事例としては2014年に群馬県のおもちゃ王国で同じように床が抜け、2名のけが人が出ました。
軽症で済んだということです。
全てのアトラクションが危険じゃないかと怪しく思えてくる。
まずは、遊戯施設が雨さらしになっていないか確認しましょう。
今回の1件で木材は雨で腐ることが判明しました。
屋根がある施設なら絶対に安全というわけではありませんが、できるだけ雨に濡れていない場所、建物が1階のみを選ぶ方が良さそうですね。