
ADKホールディングスの賄賂・汚職事件がやばいと今も話題になっています。
・ADKホールディングスってどんな事件だったっけ?
・ADKホールディングスは2023年現在どうなっているの?
と気になる人の為に、今回の記事でADKホールディングスのやばい汚職事件とADKホールディングスの現在についてまとめたのでご紹介します!
- ADKホールディングスの汚職事件の全容
- ADKホールディングスの2023年の現在
ADKホールディングスの賄賂・汚職事件の内容

ADKホールディングスの賄賂・汚職事件についてご紹介します。
どういった事件の内容だったのか一緒に振り返ってみましょう!
・事件の発覚は2022年1月
・関連する会社はコモンズ
・コモンズの代表は高橋治之
・約5000万円を入金
賄賂・汚職事件で逮捕されたのは、以下の3名です。
- ADKホールディングス前社長植野伸一
- 元統括部長の久松茂治
- 元統括部長補佐の多田俊明の3名
オリンピック大会組織委員会元理事の高橋治之が代表を務めるコンサルティング会社「コモンズ」へコンサル料を支払っていました。

支払っていた期間は、2013年7月から2022年1月まででした。
「販売協力代理店」として大会スポンサーの契約業務を担当できるよう後押しを依頼するためのコンサル料だったそうです。
総額約5000万円をコンサル料として入金し、贈賄罪で起訴されました。
経営のトップが会社のために働きかけたのでしょうか。
代理店になるにも、相当な苦労が必要だったのですね。
ADKホールディングスの賄賂額

賄賂額はいくらとされたのか、深掘りしてみました。
事件内容を振り返ってから、紹介します。
2013年7月から植野伸一がコンサル料として、高橋治之が会長を務める「コモンズ」へ2022年1月まで総額約5000万円を提供していたそうです。
さて、そのコンサル料について、いくらが賄賂額と判断されたのでしょうか。
東京地検特捜部は、収賄罪の公訴時効(5年)内の約2700万円を賄賂と認定しました。
高橋治之が理事に就任した2014年以降は、オリンピックの趣旨が含まれると判断したようです。
起訴状では、2019年11月〜2022年1月に計1485万円の賄賂を振り込んだとされています。
まさに映画の中の世界みたいですね。

大金を払ってまで、オリンピックのスポンサー契約業務に携わると、果たしてどんなメリットがあるのか気になるところです。
ADKホールディングスの会社情報

社長が逮捕されるという、事件に巻き込まれたADKホールディングスの会社の基本的な情報を調べてみました。
商号 | 株式会社ADKホールディングス |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー |
本社設立 | 1956年(昭和31年)3月19日 ※前身である株式会社旭通信社創業 |
代表者 | 代表取締役社長 大山 俊哉 |
従業員数 | 約270名 |
引用 https://www.adk.jp/about/outline/
ADKホールディングスの前身は、1999年に旭通信社と第一企画が合併した”アサツーディ・ケイ”です。
広告業界では、
1位 電通
2位 博報堂DYホールディングス
3位 ADKホールディングス
の位置づけになっています。
インターネット広告が強い他社に比べると、ADKホールディングスは順位は低いようです。
ADKホールディングスの現在

現在のADKホールディングスは以下の通りです。
・2018年に米投資ファンド(ベインキャピタル)が完全子会社化し株式上場をやめる
・2022年10月19日付で植野伸一氏は社長を退任
・新社長には執行役員で社長補佐だった大山俊哉氏が就任
・会社業績はまずまず
株式上場をやめた翌年、持ち株会社の体制へと移っています。
社長を退任した日は、逮捕された当日です。
同じ広告業界の電通や博報堂のように新型コロナウイルス感染拡大の影響で収益が悪化しています。
会社を立て直そうとしても、コロナウイルスの影響や社長の逮捕のためなかなか前進しない現状です。
まとめ

ADKホールディングスの賄賂・汚職事件と現在について紹介しました。
・オリンピックが関わる会社の汚職事件だった
・汚職事件の内容は賄賂
・コンサル料として総額約5000万円
・ADKホールディングスは大山俊哉を社長とし、立て直しを図る
一人の経営者の思いが、反れた方向へ向かうと会社の存続にも関わりますね!
逮捕された当初、植野氏は賄賂の内容を認めない姿勢でした。
賄賂は決して許される事ではありません。
裁判の行方が気になります!
他にも関連する事件が摘発される事も考えられます。
ADKホールディングスは、新しい経営者とともに新しく生まれ変われるのでしょうか。
今後の行方もしっかり注目しておきたいです。