ANA SKY コインには使い道がない…
と悩んでいませんか?
- 航空券以外の買い物に使えない
- 燃料代などには使えない
- 円換算したときにマイルの方が価値が高くなる
という理由からANA SKYコインは使い道がないと思われているようです。
しかし、実は普段からマイルを使っている人にとってもANA SKYコインには便利な貯め方や使い道があるのです。
そこで今回は
- ANA SKYコインの便利な使い道
- ANA SKYコインの貯め方
- ANA SKYコインのマイルとの使い分け
といった、ANA SKYコインの使い道について詳しく説明したいと思います。
ANA SKY コインの使い道を解説!3つの使い道とは
ANA SKYコインには使い道がないは本当?
ANA SKY コインには本当に使い道がないのでしょうか?
はっきり言ってしまうと、旅行の予定がなく期限切れ間近になってしまったANA SKY コインには、使い道が無いかもしれません。
飛行機系のサービス以外で使えるのは以下の2つです。
- WOWWOWの動画視聴サービス
- 全国で結婚式場を運営するエスクリ
現在は、WOWWOWの動画視聴サービスとの連携がなくなったので実質結婚式場で使えるエスクリのみとなります。
やっぱり使い道がないんだ・・
しかし、ANA SKY コインの使い道の神髄とはANA SKY コインの便利な貯め方にあります。
この二つを熟知していればただ有効期限切れを待つばかりではなくなります。
ANA SKY コイン3つの使い道
ANA SKY コインとは、大手航空会社ANAでの支払いに使うことができる電子クーポンです。
1コイン=1円であるANA SKY コイン。
最低10円分から、Webサイト予約でのみ利用可能です。
ANA SKY コインの使い道は大きく分けると3つあります。
- 航空券(国内外)の支払い
- 有償航空券に付帯する燃料チャージ代など諸費用の支払い
- 指定のホテル・ツアー料金の支払い
ちなみに燃料チャージ代は国際線のみに発生する費用
使う際のポイントとしては、
- 通常の航空券予約に使うことができる
- NH便名(ANAコードシェアの便)であること
- 料金とANA SKYコインの支払いで生じた差額は、クレジットカード払いで埋める事ができる
ということです。
注意点としては、こちら。
- 国際線の特典航空券利用時における税金・燃料チャージ代・空港利用料には使えない
- 全てのツアーやプランに使えるわけではない
- キャンセル時に期限が切れているANA SKYコインは返金されない
(例:1月末有効期限切れのANA SKYコインで3月の航空券購入→2月にキャンセルしても払い戻されない) - ANA SKYコインを保有する本人、つまり予約者と搭乗者が別の場合は事前連絡が必要
- 有効期限は12か月
さっきから出てくる特典航空券って何だろう?
特典航空券とはマイルと交換した航空券のことです。
社会情勢によっては高額になることもあるので、ANA SKY コインで支払えたら嬉しいですね。
まずはどのように使えるか?
お得にANASKYコインを使う方法をご紹介します!
わかりやすく解説しますね
ANA SKY コインをお得に使う方法
ANA SKY コインのメリットはこちらの4つです。
- 特典航空券よりも航空券が取りやすい
- ANA SKY コイン使用時にもマイルとプレミアムポイントが貯まる
- 特典航空券が買えない時の交換先として便利
- 提携の大手ポイントカードからポイント交換ができる
①特典航空券よりも航空券が取りやすい
マイルで予約する特典航空券よりも、
ANA SKY コインの方が予約が取りやすい
です。
なぜなら、
特典航空券には予約の数に枠が決まっているから。
つまり、空席があってもマイルで予約をする人が多ければ枠がなくなり特典航空券を予約できないのです。
対してANA SKY コインはあくまでも支払い手段の一つです。
通常の航空券を購入する際と同じなので、空席がある限り予約が可能です。
②【便利!】ANA SKY コイン使用時にもマイルとプレミアムポイントが貯まる
ANA SKY コインで航空券(チケット)を買うとたくさんポイントが溜まります!
例えば1万円のチケットを2回往復半買えば、片道一回のチケット分が手に入る
支払いにANA SKY コインを利用した航空券であっても、マイルとプレミアムポイントが貯まります。
飛行機に乗る機会が多い人は本当にラッキーですね。
③特典航空券が買えない時の交換先として便利
- マイルの使用は特典航空券に換える場合は5000マイルから
- マイルの残数が中途半端、もしくは予約したいフライトが予約できないときにマイルをANA SKY コインに交換する
- ANA SKY コインは10円分から使えるので小回りが利く
マイルの失効期限前に使い道が無いときはANA SKY コインに交換しましょう。
また、マイルの失効期限前に使い道が無いときはANA SKY コインに交換しましょう。
そこから有効期限は12ヶ月間なのでマイルを無駄にしなくて済みますね。
マイルとの交換レートについては後ほど表を用いて説明します。
④【重要!】提携の大手ポイントカードからポイント交換ができる
普段の生活で使っているような大手企業のポイントと交換することができます。
各社ポイントとANA SKY コインの交換レートは下記の通りです。
日常で使っているような、ヤマダデンキ、nanacoなどのポイントをANASKYのポイントに変換可能です。
手続き方法や条件は各社で違うので、ご注意ください。
しかし過去にはレートアップキャンペーンで50%アップのことも。
買い物に使うポイントカードを絞れば、ANA SKY コインでお得に旅行することも可能かもしれませんね。
ANA SKY コインのデメリットはある?
ANA SKY コインには下記のデメリットが考えられます。
- マイルと交換したANA SKY コインはマイルに戻せない
- マイルより使い道が少ない
- マイルより円換算の価値が低くなる場合がある
- 家族分は合算できない
(ANAカードファミリーマイルに登録している人は、家族のマイルを合算した後コインに交換可能) - 領収書が出ない
- 有効期限が早い(12か月)
といった点です。
気なるのはやはり円換算したときの価値ですよね。
ANA SKY コインは1コイン=1円。
対してマイルは特典航空券として利用した場合、時に高額のレバレッジを発揮します。
国際便のように高額の往復便を利用した場合、1マイル=10円以上になることも。
シーズンや搭乗クラスにより変わりますが、
マイルの方がANA SKY コインより円換算の価値は高い
です。
また、マイルは特典航空券以外にもANAショッピング A-style、ホテル、レストラン、レンタカーと幅広く使うことができます。
実は円換算の価値、使用方法の幅という点ではマイルの方が勝っています。
しかし前述してきたように、ANA SKY コインはマイルとうまく使い分けることで大きなデメリットにはならないと思われます。
- マイルで特典航空券が予約できない時にANA SKY コインに交換して通常の予約を行う
- マイルの期限が切れそうになったらANA SKY コインに交換して期限を12か月延ばす
といった方法ですね。
領収書が出ないことに関しては、
ので個人事業主にとっては大きなデメリットでしょう。
しかし会社員にとっては、私物であるANA SKY コインで経費を落とし現金に換える、なんてことはできなくても仕方がないのかもしれません。
ANASKYコインに対する個人的な考察
何よりのデメリットは
ANA SKY コインが使える商品とそうでない商品が少しわかりずらい点
だと思われます。
ANA SKY コインの使用狙いでの旅行商品を探す場合、少々手間がかかるかもしれません。
とはいえ公式HPには様々な商品が載っています。
目当ての商品を探すことも旅行の楽しみの一つとして検索してみてはいかがでしょうか。
ANA SKY コインのお得な貯め方・テクニックを紹介
ANA SKY コインの貯め方にはどんな方法があるでしょうか。
- マイルからの交換
- 提携会社の利用(ポイントとの交換・ショップの利用)
- ANAマイレージクラブアプリのくじ抽選
- ダイヤモンド会員の特典の選択肢で、ANA SKY コインの獲得を選ぶ(最大8万円分)
- アップグレードポイント※ からの交換(1ポイント1000コイン)
- ANAアメリカン・エキスプレス(ゴールドプレミアム)のカード利用額に応じて獲得
- ANA Pocketの利用
※アップグレードポイント……年間で獲得したプレミアムポイント数に応じてプレミアムメンバーにプレゼントされるスペシャルポイント
ここでは説明と思われる
- 「マイルとの交換」
- 「提携会社の利用」
- 「ANA Pocketの利用」
について詳しく紹介していきます。
マイルとの交換
マイルとANA SKY コインの交換レートは、1マイル=1コインから交換できます。
マイルの交換数、ANAマイレージのステイタス、ANAカードの種類によって交換率が上がります。
A→ANAマイレージクラブ会員
B→ANAカード(ワイド・一般)、AMCモバイルプラス会員
C→ANAスーパー フライヤーズカード、ANAカード プレミアム、ANAゴールドカード
D→ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー、ANA「プラチナサービス」メンバー、ANA「ブロンズサービス」メンバー
10,000マイル以上交換する時は1.2倍から最大1.7倍の交換率になるのです。
ポイントとしてはこちら。
- 1マイルから交換可能
- 10,000マイル以上の場合、10,000マイル単位の交換になる
- 一度に交換できる最大単位は200,000マイル
- 200,000マイル以上交換したいときは50,000マイル以上を複数回に分けて交換
会員のステイタスになどによってレートがまるで違います。
飛行機に乗れば乗るほど待遇が良くなっていくのも、空の旅の楽しみの一つですね。
提携会社の利用
ANA SKY コインは提携している各社を利用することでも貯めることができます。
1つは先ほど説明したポイントカードのからポイント交換です。
nanacoカードやEPOSカードなどがありましたね。
そして提携ショップのエスクリグループを利用することでもANA SKY コインを貯めることができます。
エスクリグループとはウェディングの会社です。
500万円以上の式を挙げると50万コインと、大きなリターンとなっております。
ANA Pocketの利用
日常生活の「移動」距離や手段に応じてポイントが貯まり、ガチャを引くことができるスマホアプリ。
その名も「ANA Pocket(エイエヌエーポケット)」です。
ガチャの賞品にANA SKY コインが含まれます。
さらに「移動チャレンジ」を達成すれば報酬をゲットできます。
移動チャレンジの例には次のようなものがあります。
- 30日で200kmを歩く
- 今週のCO2排出量を1,000kgに抑える
- 自転車と徒歩で合計100km移動する
ANA Pocketはアプリをダウンロードして会員を選択するだけで始めることができます。
会員には無料と有料のプランがあり、ガチャの内容が変わります。
- ・ANA Pocket Lite(エイエヌエー ポケット ライト)
誰でも無料で使用可能。ガチャの賞品はデジタルギフト券。
- ANA Pocket(エイエヌエー ポケット)
ANAマイレージクラブ会員が無料で使用可能。ガチャの賞品にANA SKY コインが含まれる。
- ANA Pocket Pro(エイエヌエー ポケット プロ)
月額550円(税込)。ガチャの賞品にさらにマイルが追加される。
なんだかポケモンの某アプリのように、移動を楽しむことができそうですね!
健康のためにも是非使ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、あくまでもイレギュラーな貯め方ですが……。
ANA便が遅延した際にアンケートに答えると、お詫びの一つとしてANA SKY コインがプレゼントされることもあるそうです。
ただ、狙うことはできないのでANA SKY コインを貯める選択肢としては除外されますね。
どっちがお得?ANA SKY コインとeJALポイントを比較してみた!
ANAには言わずと知れたライバル会社JALがいます。
では同等のコンテンツであるANA SKY コインとeJALポイント。
二つに違いはあるのでしょうか?
ANA SKY コインとeJALポイントの違いは?
- 円換算
ANA SKY コイン→1コイン1円
eJALポイント→1ポイント1円- 有効期限
ANA SKY コイン→取得から12か月
eJALポイント→マイルからの交換日から12か月(マイルの交換数に限らず所有する全てのポイントが12か月後に)- 使用方法
ANA SKY コイン→航空券・有償航空券にかかる燃料代などの諸費用・指定のツアー料金
eJALポイント→航空券・有償航空券にかかる燃料代などの諸費用・指定のツアー料金- マイルとの交換
ANA SKY コイン→1マイル=1~1.7コイン。1マイルから交換可能。
eJALポイント→1マイル=1~1.5ポイント。1,000マイルから交換可能。
ほとんど同じですね、違いがわかりましたでしょうか?
ANA SKY コインとeJALポイントの違いは有効期限とマイルからの交換です。
有効期限に関してはeJALポイントに軍配が上がります。
交換日から所有するすべてのポイントが12か月後になるeJALポイントは、気を付ければ実質無期限のようなものですね。
マイルから交換した時の最大レートに関しては1.7倍とANA SKY コインの方が高いです。
ただし、前述した「マイルとの交換」の項目で見た通り、会員のステイタスやカードの種類など、条件が少々ややこしいです。
実際、eJALポイントと同等の1.5倍のレートを出すためには「ANAカード(ワイド・一般)」、「AMCモバイルプラス会員」の所有、かつ40,000マイル以上を交換した時です。
対してJALは、
1,000マイル→1000ポイント・10,000マイル→15,000・1,000単位で交換可能。
と、1行で書けてしまうほどシンプルでわかりやすいものとなっています。
ANA SKY コインとeJALポイントそれぞれの強み
ANA SKY コインとeJALポイントを比較した時の強みはこちらになります。
- ANA SKY コイン
1マイルから交換できて小回りが利く
カード所有やステイタスなど条件満たせば1マイル=最大1.7倍
普段の生活に密接な貯め方がある(提携ポイントやアプリなど) - eJALポイント
マイルとの交換を忘れなければ有効期限は実質なし
マイルとの交換レートがシンプルで1マイル最大1.5円でもハードルが低い
どちらも利点があり、甲乙はつけられませんね。
会員カードなどを使い込んで得したい方、普段の生活でコツコツ貯めてちょっと割り引ければラッキー、という方はANA SKY コイン。
eJALポイントが合っている人
- 有効期限が無い方が良い
- 会員のステイタス上げ等にも興味がなくシンプルに使いたい
まとめ
ANA SKY コインの使い道について紹介してきました。
使い道としては下記の3点。
- 航空券(国内外)の支払い
- 有償航空券に付帯する燃料チャージ代など諸費用の支払い
- 指定のホテル・ツアー料金の支払い
ANA SKY コインをうまく使うテクニックとしては、
- マイルで予約できない航空券をANA SKY コインで予約する
- 期限切れ間近のマイルをANA SKY コインに換えて期限を延ばす
- nanacoなど提携ポイントカードやアプリでANA SKY コインを貯める
- 中途半端なマイルをANA SKY コインに換えて旅行する
- ANA SKY コインの利用でマイルとプレミアムポイントを貯める
といったことでしたね。
マイルほどの価値や使用方法の幅はありませんが、うまく使い分ければ便利なことがわかりました。
これを機会にANA SKY コインをコツコツ貯めて旅行に行こう、そんな風に思って頂ければ幸いです。