朝日新聞デジタルより2020年10月10日に兵庫県の東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮の床が抜け、負傷者が出たというニュースが発表されました。
数名のケガ人と重傷者も出ています。
おもちゃ王国のカラクリ迷宮の床が抜けた理由を調査してみました。
なぜ?東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮の床が抜けたやばい理由
10月11日に兵庫県加東市の署が現場検証をした結果、現場に落ちていた木材の1部が腐っていたことが明らかになりました。
事故当時から建物の老朽化なのでは?という声があがっていましたが、その通りだったようです。
腐食した理由は「雨」なのではという噂があります。
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮のお城は2013年に建てられたものでした。
カラクリ迷宮は8年しか経ってないのに、老朽化するというのはおかしい話ですね。
木造の建物の大体の耐用年数について調べてみました。
木造の建物の耐用年数は約30年です。
木造住宅の寿命
一般的に木造住宅の寿命と問われたら、30年程度と答える人が多いようです。中には法定耐用年数の22年と答える人もいます。
引用 日本ハウスHD
ただ、
- 建物を建てた業者
- 天気、気候
- 木の種類
- メンテナンス状況
によって物理的な耐用年数は変わってくるということです。
私もびっくりしたのですが、なんとこの「カラクリ迷宮」は雨さらしになっていることがわかりました。
屋根がないので、天候が雨の時はずっと雨が建物に当たっているということになります。
迷路には屋根がなく、雨水が入り込む構造だったことが腐食の一因とみられる。
讀賣新聞オンライン
腐食の原因は、雨が原因で間違いなさそうですね。
雨が当たると木造は老朽化する?
木造住宅はもちろん木材が材料となっているので、なんとなく木が雨に濡れるのは良くないと素人でも分かることです。
なので工事中の特に上棟工事前後の構造体がむき出しの状態で天気が不安定だと非常に不安になります。
家づくりDIYブログ様
400棟以上も木造住宅を担当した現場監督さんのブログの一部です。やはり雨に濡れるのは良くないということでした。
カラクリ迷宮はメンテナンス不足?
おもちゃ王国のカラクリ迷宮はメンテナンス不足だったのでは?という声もあります。
確かにきちんとメンテナンス、チェックをしていれば事故の可能性はグンと下がるはずでした。
安全性やメンテナンスについては今後追求されることとなるでしょう。
結局のところ木材が腐っていたことに気付かなかった東条湖おもちゃ王国側に問題があり、責任を問われることになります。
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮で起きた事故はどんな事故?ケガ人は?
カラクリ迷宮は5階建てとなっています。
今回は3階の床が抜け、2階に転落しました。(2.4メートルの高さから6名落下)
合計3組の客6名がケガをされました。
大阪府に住む27歳の女性と、加東市の会社員の24歳の男性が 腰椎圧迫骨折の重傷を負いました。
こちらの大阪府に住む女性の夫も頸椎捻挫と、左半身打撲を負っています。
加東市の会社員の妻は左腕打撲、その他38歳の女性とその7歳の子供は両足首ねんざ、打撲ということでした。
そのほか、1歳の赤ちゃんがいたということですが、その父親が抱きかかえたので無傷ということです。
ただ、6名とも命に別条はありません。
現在は、治療に専念しているようです。
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮で過去にこのような事例があったか
東条湖おもちゃ王国のカラクリ迷宮では今回のような事故はありませんでしたが、東条湖おもちゃ王国になる前は「東条湖ランド」という名前でした。
1995年の10月28日に東条湖ランドのアトラクション「レインボー」により小学1年生だった姫路市在住の女の子が、安全レバーの下を通る形で座席から10mの高さより落下し、病院に運ばれましたが亡くなったという事故がありました。
客の減少、レジャーの多様化などで2000年に閉鎖し、「東条湖おもちゃ王国」として新しく誕生しました。
東条湖おもちゃ王国は今後閉鎖?
事故があったということで東条湖おもちゃ王国の今後が懸念されます。
閉鎖することは今のところないようですが、休園するということで公式サイトより発表がありました。
本日2021年10月11日~10月14日まで「カラクリ迷宮」のみ閉鎖するとのことです。
>>公式サイト
※場合によっては休園が延期する可能性もあります。