みなさんは梅毒という病気ってご存知でしょうか?
今回はそんな梅毒の特徴や治療法について記事にしました。
この記事の前提条件ですが、医療の専門ページではありません!
経験談などをまとめたものになるため、適切な医療機関に診てもらうことを前提に最後まで見て頂ければ幸いです。
梅毒はイボができる?
もそも梅毒ってどういう症状なのでしょうか?
梅毒とは梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌によって引き起こされる感染症のことを指します。
梅毒の症状の代表例はイボができます。
しかし、実のところ梅毒は感染期間によって全身様々症状が出てきます。
梅毒の恐ろしい点は以下の2つがあります。
・感染を放置すると死に至る可能性を秘めていること。
・症状の無い「無症候性梅毒」で進行する場合が多いこと。
無症状の梅毒は見た目での判断ができませんので、医療機関での受診で確認する他ありません。
ではどんな症状で梅毒なのではと疑念を抱いたら良いのでしょうか?
漠然と不安を抱くくらいなら、せめて症状は予め知っておきたいですよね。
次の章では梅毒になったときの恐ろしい症状について解説していきます。
梅毒のおそろしい症状
先ほどは梅毒とイボの関係について解説しました。
ところでみなさんは、梅毒の何がおそろしいと言われているのか分かりますか?
こちらでは梅毒の何がおそろしいのかについて解説していきます。
梅毒には4つのステージがあるのですが、共通して痛みや痒みがありません。
そして治療しなければ勝手にステージが進んでいき、気づかない内に命を脅かされます。
それぞれのステージでどんな症状が起きるのかを知るだけでも、自分がどんな状況になのかを判断する材料にしやすくなります。
勿論、少しでも気になる点がありましたら、専門の医療機関で診てもらうことを前提とした上で解説します。
第1ステージ(感染から3週間)
梅毒に感染すると、3週間ほどの潜伏期間を経て、感染した粘膜や皮膚に痛みのない硬いイボのような発疹が起こります。
また、個人差はありますが、この硬いイボが潰れてただれた状態になるケースもありますが、こちらの場合も痛みやかゆみはありません。
第2ステージ(感染から3ヶ月)
第1ステージから症状が改善して4週間~10週間ほど経つと、外陰部、手のひら、足のひら、全身に発疹などの症状が起こります。
こちらの場合も第1ステージ同様で痛みもかゆみもないまま数週間~数ヶ月で症状が治ります。
免疫が弱い人ほど、全身に広がる傾向が強く、皮膚の一部があちこち白くなることもあるようです。
手足の爪やその周りで症状が出た場合には、白斑や不透明化が生じたり、赤く腫れたりする方もいます。
唇や口腔内の粘膜などに赤也乳白色の炎症が起きますが、第2ステージからは虫食いのようにあちこち脱毛するケースもあります。
第3ステージ(感染から3年~10年)
第2ステージの症状が治ると、数年~数十年は何も症状がない状態が続きます。
ポイント
そのまま病原菌が体内に潜伏した状態で一生を終える場合も多くありますが、治療しないでいると心血管や神経にも異常が発生するようになります。
症状が出る場合、皮膚・骨・筋肉や肝臓、腎臓などでしたら、硬いしこりができます。
骨や筋肉、皮膚などの場合、まるでゴムのような腫れものができます。
第4ステージ(感染してから10年~30年後)
第3ステージと第4ステージの境目は医療機関でおおよそ決められています。
第4ステージになると、心臓や脳といった臓器だけでなく、血管や神経にまで至る多くの器官系に影響を与えます。
神経に梅毒が進行することで神経梅毒となり、歩行障害や排尿障害、認知機能を助長するような進行麻痺などを引き起こす要因にもなります。
梅毒は潜むのが得意!?悩ましい潜伏期間
前章で解説しました内容からもご理解いただける通り、梅毒は潜むのが得意です。
こちらでは先ほど解説しました潜伏期間について箇条書きします。
感染→潜伏期(3~6週間)
→第1ステージ症状が数週間→症状消失→潜伏期(4~10週間)
→第2ステージ症状(数週間から3カ月)→症状消失→再発
→第3ステージ(3年~10年)※
→第4ステージ(10年~)※
※第3ステージと第4ステージの境目は医療機関の判断であるため、個人では判断できません。
梅毒の感染経路
梅毒の病気について説明したところで、そもそもどのようにして感染してしまうのか?
こちらではその感染経路について説明します。
梅毒になった人との性交渉、キスやコップ、使用済みの箸など、皮膚や粘膜の接触で感染する可能性があります!
そして恐ろしいことに、妊娠可能な女性が梅毒になると、 その胎児は先天的に梅毒の影響を受けて生まれやすくなります。
梅毒は治る?治療法とは
さて、ここまで説明した恐ろしい感染経路を持った梅毒ですが、 きちんと診察してもらい、指定の薬を正しく服用することによって、治せます!
対象となる薬を自分で購入して飲めば良いなどと自己完結させては行けません!
以下にまとめます。
診察する科:泌尿器科、性感染症内科、皮膚科※
※梅毒以外の皮膚病だった場合、皮膚科を受診する必要があるため
費用:自由診療のクリニック等は10,000~20,000円ほどが目安
梅毒は感染した後、しばらくすると自然に症状がなくなりますが、治っているわけではありません。
進行すれば進行するほど、治療期間が長くなるため、早期治療が要となります。
少しでも怖いと感じたら、必ず専門の医療機関に診てもらいましょう!
梅毒のイボに似た症状の病気は何がある?
さきほど梅毒の症状として身体に発疹(イボ)ができると解説しました。
しかし身体に発疹(イボ)があるからと言って、必ずしも梅毒に掛かっていると判断してはいけません。
なぜなら梅毒とは似て非なる症状というものも存在しているからです。
こちらではその症状について箇条書きしていきます。
・ニキビ
・乾癬(かんせん)
・水虫
・ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)
・アトピー性皮膚炎
これらは梅毒ではありませんので、皮膚科等の医療機関で診てもらいましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまでの内容についてまとめをしていきます。
・梅毒の症状はイボもあるけど脱毛もある!
・梅毒には4つのステージがあるが、痛みもかゆみも無いまま進行する!
・梅毒は該当する医療機関できちんと診て貰えば治る!
・梅毒は早めの治療で治療期間を短縮できる!
梅毒という言葉は知っていたのですが、男性だけではなく、女性にもあることや、イボだけでなく脱毛するケースもあることが分かりました。
この記事で少しでも梅毒について理解でき、梅毒による被害が少なくなると幸いかと思います。
ここまで読んでいただき、感謝いたします。