今回は 「あぶさんシグナル2」を環境認識に使ったときの精度 について、OWARIさんが直近の相場をもとに検証した結果をご紹介します。
実際のデータをベースにした裏づけを取ることで、感覚ではなく根拠を持った判断ができるようになります。
コメントが多く寄せられることが予想されるため、申し訳ありませんが この記事内でのご質問や、さらに詳しい解説のご依頼は承っておりません。ご了承ください。
コンテンツ
検証の概要
- 検証対象:H4チャート
- 方法:各通貨ペアの直近の「あぶさんシグナル2(TF3と同方向)」のみを使用
- 計測ルール:
シグナル2が出た 次のローソク足の始値 から計測し、そのローソク足を含めて5本後の終値がシグナル方向通りなら「〇」、逆なら「×」。
※例:上昇シグナルが出ても、途中で一度上がっても5本目で下がっていれば「×」。
検証条件
今回は以下の3パターンで条件を分けました。
① シンプル条件
- TF2は無視
- TF3 Lv1と同方向のシグナルをすべて拾う
② 精度重視条件
- TF3が±80近辺、または張り付き状態は除外
- シグナルが出たローソク足から過去5本以内に 逆方向のLv2全方向一致サイン が出ていた場合も除外
- ただしTF3が-100張り付き直後で、色転換からの同方向シグナルは除外しない
- 天と地のラインから離れすぎても除外
③ ライン距離無視条件
- ②の条件をベースに、天と地のラインから離れすぎでも除外しない
検証結果の一部(例)
9月3日 0時すぎまでの4時間足チャートを見比べてみてくださいね。
- USDJPY ×(ラインから離れすぎ)
- GBPUSD 〇
- AUDUSD 〇(ラインから離れすぎ)
- NZDUSD 〇
- USDCHF ×(TF3張り付き)
- EURGBP ×(TF3張り付き)
- XAUUSD 〇(TF3張り付き)
- US500 ×(TF3+80・ラインから離れすぎ)
- BTCUSD ×(逆方向あり・TF3張り付き)
…など、40通貨を対象に検証。
40通貨全データはこちら。
総合結果
- ① シンプル条件:25勝15敗 勝率62.5%
- ② 精度重視条件:11勝0敗 勝率100%
- ③ ライン距離無視条件:15勝3敗 勝率83%
まとめ
直近の40通貨ペアを対象にした検証では、条件②の精度重視ルールが最も安定した結果(勝率100%) を示しました。
シグナル2はそのまま使うのではなく、
- TF3の位置(±80や張り付き状態)
- 逆方向サインの有無
- ラインからの距離
といった条件をしっかり組み合わせることで、環境認識の精度が大きく高まることが分かります。
さらに、この環境認識をベースに 下位足でエントリートリガーを探す ようにすれば、より良いトレード結果につながる可能性が高いでしょう。