渡辺徹の病気一覧
・1991年・・・糖尿病
・2012年・・・虚血性心疾患
・2013年・・・急性膵炎
・2016年・・・慢性I腎不全
・2021年・・・大動脈狭窄症
・2022年・・・敗血症←死亡(享年61歳)
渡辺徹の病気の重さ
渡辺徹さんの病気の重さはどれほどのものだったのでしょうか。
患っていた病気を追いながら解説していきます。
1991年・・・糖尿病
糖尿病(とうにょうびょう)とは血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)値が適正値よりも高い状態が慢性的に続く病気で、血液中のブドウ糖を細胞へ届けるインスリンの分泌不足・異常が生じることで発症する(出典:ウィキペディア)
合併症が怖い病気で、「神経障害」、「網膜症」、「腎症」を引き起こし、
最悪の事態は「足の壊疽」、「脳梗塞」、「狭心症を伴う心筋梗塞」を引き起こす。
当時、渡辺徹さんは30歳でした。マヨネーズが大好きで何にでもかけて食べるそうです。
そんな渡辺徹さんの1日に取る摂取量は「6000キロカロリー」
成人男性が1日に摂取するカロリーは「2700キロカロリー」
約二倍以上のカロリーを摂取することになります。
2012年・・・虚血性心疾患
虚血性心疾患 (きょけつせいしんしっかん)とは、冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称である。狭心症や心筋梗塞が含まれる。(出典:ウィキペディア)
当時の渡辺徹さんは、全身のだるさや疲れなどの症状を訴えたそうです。何かがおかしいと思った渡辺徹さんは検査・治療に専念するため入院をしました。その際6時間に及ぶカテーテル手術を受けて一命を取り留めました。
2013年・・・急性膵炎
膵炎(すいえん)とは、何らかの要因により膵臓が炎症を起こした状態の総称。炎症の原因は、ウイルス感染症、胆石、アルコール摂取、薬の副作用、消化酵素などである。急な発症の急性膵炎と徐々に膵臓の機能不全に陥る慢性膵炎がある。(出典:ウィキペディア)
虚血性心疾患から約一年後。1991年に患った糖尿病の合併症で「急性膵炎」になり、緊急入院になりました。
1食6000キロカロリーは継続されており、体重が130キロになりました。ダイエットも行っていた渡辺徹ですが、急激なダイエットとリバウンドを繰り返した結果、身体は悲鳴を上げていたそうです。
2016年・・・慢性腎不全
慢性腎不全(まんせいじんふぜん)とは、慢性に生じた腎不全。糸球体や尿細管が冒されることで生じるが、原因はさまざまである。自覚症状がないまま、数カ月から数十年かけて腎機能の低下が進み、失われた機能が回復する見込みはほとんどない。(出典:ウィキペディア)
糖尿病発生から「15年」。徐々に症状が進行していき「慢性腎不全」を患いました。
週に3回、1回につき約5時間の治療を行い、都内の専門クリニックで人工透析を受けていました。
腎臓機能は腎移植をしない限り回復しないので、渡辺徹さんは半永久的に人工透析の治療をしていく訳です。既に闘病生活が始まっていたのがわかります。
2021年・・・大動脈狭窄症
大動脈狭窄症(だいどうみゃくきょうさくしょう)とは、大動脈近傍における血液流出路の狭窄により血流が妨げられている状態。狭窄による圧増加により左心室壁は代償的に肥大する。症状は軽度の場合は無症状であるが、重度では心拍出量低下、不整脈、低血圧などにより運動不耐性、失神、突然死を示す。(出典:ウィキペディア)
2021年4月 息切れ、胸痛などの症状が出ていました。結果は気管支炎でしたが念の為入院し、治療中の検査で大動脈弁狭窄症が発覚しました。心臓から血液の出口である大動脈の弁が硬くなって開きにくくなり、医師から手術を勧められました。
手術は1、2時間で終わって、順調なら2日後には退院できるものでした」とマスコミで語りました。
2022年・・・敗血症
敗血症(はいけつしょう)とは、感染症に対する制御不能な生体反応に起因する生命を脅かすような臓器障害のこと。患者数は世界で年間約2700万人で、そのうち、約800万人が死亡していると報告されている。日本での年間死亡者は10万人を超えると推計されている。(出典:ウィキペディア)
日本ではポピュラーな死因の一つで体力低下時に発症しやすいと言われています。
渡辺徹さんもこの病気を患い、享年61歳という若さで亡くなりました。
敗血症が決め手で亡くなりましたが、糖尿病、膵炎等といった「生活習慣病のデパート」状態が継続した結果だといえます。
榊原郁恵はどのように看病していた?
渡辺徹さんは当時アイドルだった榊原郁恵さんのファンでした。1984年の「風の中のあいつ」の共演をきっかけにお付き合い、3年の交際を実らせて1987年に結婚しました。
大物カップルの結婚は大きな注目を集め、総額3億円とも言われた挙式・披露宴は生中継されたほどでした。渡辺徹さんが「どれだけ親を大切にしてきた素直な人間か分かったときから、自分のそばにいてほしい人になりました。みんなから『おめでとう』と言われる2人になろうとしてきて、やっとそれができました」と最後に涙声で発したあいさつは感動を与えました。
そんな仲良し夫婦だったこともあり、生活習慣病のデパート状態だった渡辺徹さんを榊原郁恵さんは献身的に介抱しました。
急性膵炎で入院した以降肉料理を控え、摂取カロリーを1日1800~2000キロカロリーに抑えるなど、食生活を改めました。渡辺さんが「量が少ない」などと不満を漏らし、喧嘩になることもあったようです。
ウォーキングも行っており、夫婦仲良く運動していました。
週三回の人工透析の病院への送り迎えも榊原郁恵さんが行っていたそうです。
1989年第一子を出産、1996年 第二子を出産しました。子育てと渡辺徹さんの闘病生活・自身の芸能活動、三重苦の生活をしていました。
とても強い母であり、献身的な妻であり、お茶目な榊原郁恵さんだからこそできた生活です。
まとめ
◎渡辺徹さんの病気は、
・1991年・・・糖尿病
・2012年・・・虚血性心疾患
・2013年・・・急性膵炎
・2016年・・・慢性I腎不全
・2021年・・・大動脈狭窄症
・2022年・・・敗血症←死亡(享年61歳)
◎渡辺徹さんは1991年糖尿病をきっかけに現在に至るまで生活習慣病のデパート状態でした。入退院を繰り返し敗血症を患い享年61歳という若さで亡くなりました。
◎妻・榊原郁恵さんは食事管理、運動主家を徹底し、献身的に看病をしていました。
大病を患い、幾度も入退院を繰り返した渡辺徹さん。闘病生活はとてもつらく大変だった物と思われます。献身的に渡辺徹さんを支えてきた妻:榊原郁恵さんも子育てと芸能活動と看病で壮絶な人生だったのでしょうね。渡辺徹さんのご冥福と、榊原郁恵さんの今後に注目です。