JR東日本の副社長・喜勢陽一さんがアルコールハラスメントを社員にしたとしてニュースで話題になりました。
「杯を乾かす」の言葉で社員に一気飲みをさせていたとのことでTwitterで炎上しました。
喜勢陽一さんのアルコールハラスメントの内容と、普段からもパワハラやアルハラが横行していたのかを調査してみました。
また、喜勢陽一さんが今後どういった処分を受けるのかも調べてみましたのでご紹介します。
- 喜勢陽一のアルハラ内容まとめ
- 喜勢陽一は普段からパワハラ・アルハラをしていたか
- 喜勢陽一の処分について
喜勢陽一のアルハラ内容まとめ
2022年6月8日の午後7時。
新宿の中華料理店に、社員が集まり個室で宴会がありました。
喜勢陽一さんは「お酌を受けるには杯を乾かさないといけない」といい、グラスを飲み干すように促していました。
・飲酒時間は約2時間
・600mlの紹興酒30本が空に
社員は喜勢陽一さんに逆らえずワイングラスで紹興酒の一気飲みを余儀なくされていました。
紹興酒は中国のお酒でアルコール度数が「14~18度」と高め。
結果、夜9時過ぎには泥酔状態となった社員が悲惨な状況に陥りました。
・店外でうずくまる
・店内で嘔吐
・トイレで嘔吐
紹興酒は度数の高いお酒です。一気飲みすれば必ず体を壊すでしょう。
紹興酒の適切な量
1日の適切な摂取量は紹興酒の場合、ワイングラス2杯分(約200g/純アルコール20g相当)
紹興酒は30本が空となりました。
宴会の人数が30人=1日のアルコール摂取量としては3倍を超え。
人財戦略部の人数については調査しても出てきませんでしたが、もし15人だと1人あたり600mlの紹興酒を2本飲んでいたことになります。
2本だと成人男性の1日のアルコール摂取量の6倍を超えており、かなり危険な状態かと。
さらに、紹興酒は癖の強いお酒で苦手な人も多かったはずです。
もしかしたら社員は好きなお酒を呑めずに喜勢陽一さんから無理やり紹興酒ばかりを飲まされていたのではと考えられます。
社員は皆、さぞ苦しかったでしょう。
最終的には救急車が2台きて人が運ばれるという事態に。
喜勢陽一は普段からパワハラ・アルハラをしていた?
よく挨拶の際に『乾杯の意味は“杯を乾かす”ことである』などと言って、お酌を受ける際には、グラスを空にしなければならない。だから必然的に一気飲みをする機会が増えていく。
https://bunshun.jp/articles/-/55375
喜勢陽一さんは「よく”杯を乾かす”と言ってグラスを空にさせている」ことから普段からもアルコールハラスメントをしていたことが考えられます。
どのくらいの強制だったのかはわかりませんが、喜勢陽一さんはスポーツ関連の役員なども務めておりお酒にはめっぽう強いんだとか。
遺伝にもよるが、アスリートの人たちはお酒の分解が早い。 理由は筋肉に含まれてるグリコーゲンで分解を促進するためである。
今回は、社員が救急車に運ばれていることから間違いなく強めにお酒を勧めていたことが考えられます。
では、今回の件がアルハラとして認められるのかどうかについても調査してみました。
喜勢陽一のグラスを空にさせる行為はアルハラで決定?
アルコールをはじめとする依存症を早期発見し回復を応援する団体「特定非営利活動法人ASK」ではアルハラをこのように定義しています。
① 飲酒の強要
② イッキ飲ませ
③ 意図的な酔いつぶし
④ 飲めない人への配慮を欠くこと
⑤ 酔ったうえでの迷惑行為
喜勢陽一さんが社員に対しグラスを空にさせる文化があったことは事実です。
結果的には社員を苦しい状態にしたことで②のイッキ飲ませや、④の飲めない人への配慮に該当するでしょう。
今回は、社員がどれだけ許容していたのかによって問題の大きさも変わってきますが、喜勢陽一さんがJR東日本から注意はされるのは必須かと。
文春の取材で「アルハラではないか」の問いに喜勢陽一さんは
「それはちょっと承知していませんが」「特にお話しすることはありませんので、失礼します」
と毅然とした態度を見せました。
JR東日本に取材したところ、概ね事実を認めました。
しかし、JR東日本の広報は「社員は自分のペースでのんでいて酒を強要していない」と答え、反省すべき点はあったとして改善していくとのこと。
自分のペースでのんで、嘔吐する人が続出するでしょうか?
疑問に感じるところですね。
では、アルハラで決定とされた場合どんな処分が下されるのでしょうか?
調べてみました。
喜勢陽一の処分について
喜勢陽一さんについては現在広報部から「教育する」としてアルハラへの教育をしていくそうです。
決定している処分については「注意」「教育」あたりですが、アルコールハラスメントでは以下の罪によって問われることがあるようです。
強要罪(刑法223条)
無理やり飲酒させた場合
傷害罪(刑法204条)
酔いつぶすことが目的の場合
過失傷害(刑法209条)
飲酒を強要されて急性アルコール中毒になった場合
傷害致死(刑法205条)
飲酒を強要して死亡させた場合
現場助勢(刑法206条)
アルハラをあおっていた場合
保護責任廃棄(刑法218条)
泥酔者を知っていながら放置した場合
遺棄等致死傷(刑法219条)
泥酔者を放置し、死なせた場合
喜勢陽一さんの場合は、アルハラをあおる行為の現場助勢や、苦しい状態の社員を知っていて放っておいた場合は保護責任廃棄、無理やりお酒をのませる強制罪、サディスティックに酔い潰すことが目的だった場合は傷害罪などが考えられそうです。
職場外のことであっても、降格処分が下される場合もあります。
やはり、部下や社員の「どれだけ許容していたか」これに関わってくると思います。
飲めませんと告げているのに飲まされていたら立派な罪です。動かぬ証拠があれば喜勢陽一さんは処分されるでしょう。
喜勢陽一に対するTwitterの反応
Twitterでは喜勢陽一さんのアルハラに対し、このような声があがっています。
まだいるんですね。化石みたいな酒飲み上司。
https://twitter.com/98Watcher/status/1539817391194251264
トップは規範的であるべき。アルハラはダメ。
https://twitter.com/47kakkun/status/1539815145748037632
この会社やばくない? 車掌は痴漢するわ、副社長がこのご時世にアルハラするわ しかも、名刺求められて他会社の名刺出したって悪質すぎる この人は時期社長?
https://twitter.com/buru47/status/1539813945032441857
「いまどきアルハラ?」「トップはしっかりしていないと」「ありえない」として批判の声が続出しています。